懸賞の中には、共同企画(タイアップ)と呼ばれる形式のものがあります。文字どおり、複数の企業が協力し合って共同で懸賞を企画するものです。
商品を作り出すメーカーとそれを販売する店舗によって実施されることが多く、全国規模で実施されることは少なく地域限定で実施されるのが通例です。それも、地元に根づいたスーパーマーケットなどを中心に展開されていくケースが多く見られます。
懸賞の方法としては、店のレシートや商品のバーコードを貼って企業側へ応募したり、店舗に置いてある応募ハガキに指定された必要事項だけ記入して企業へ送るといった形をとります。
共同企画の場合、懸賞の情報が広範囲に告知されないことが多く、懸賞の中でも特異なものとなっています。たとえば、スーパーマーケットのチラシの隅などで告知されたりします。見逃されることも多いため、オープン懸賞が大々的に告知されるのと、まったく逆のように見えます。ただ、懸賞を企画する側も、チラシを見る側にうまく見つけてほしいといった感覚でいるため、サービスとして懸賞を提供している場合が多いようです。
こんな場合、共同企画の狙いは、懸賞を企画する側が応募者を絞り込んでサービスを提供したいと考えているということができるでしょう。応募者が自分だけ得したという思いを抱いてくれれば、懸賞を企画するメーカーや店舗にとって、懸賞の目的は果たされたといえるのです。応募者が自分だけ得をしたと思って、メーカーや店舗のファンになってくれれば、キャンペーンの時期以降も自分たちの商品に注目してくれると考えているのです。